FXトレードで移動平均線を自分のものにする!

FXトレードに勝つため、テクニカルインジケータを利用している方々がほとんどではないでしょうか。何をどのようにして利用しているかですが。

何か新しい高級商材があれば、そのようなモノを購入すれば、より勝つことができると思っているのではないでしょうか。

つまり、そのような方々は、移動平均線程度のものでは勝てないと思っているのです。

そうではなく、そのようなトレーダーは、移動平均線を上辺だけで捉え、自分のものにすることができていないのだと思います。

今回、移動平均線が使えないという方々のため、また、FXトレードはじめてという方々のため、移動平均線のとらえ方について解説をします。

移動平均線とは

移動平均線とは、過去一定期間の終値の平均値を線で結んだものに対して言います。

移動平均線を使用することで、現在のトレンドがどのような状態になっているか、またエントリーポイントなどを知ることができます。

期間が10日の場合は、間近の10日の終値を合計で計算して、10で割ります。また、翌日は一日ずつズラし計算して、線で結べば移動平均線が完成します。

移動平均線の種類

また移動平均線には、種類があります。 単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)、加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)、指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)です。

単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)とは、一般的ごくごく普通の移動平均線のことです。一番シンプルでわかりやすい移動平均線なのですが、相場が突然動いてしまった時など、なかなか追跡することができない問題を抱えています。 ですから、他の移動平均線を利用して、その欠点を補おうとしているのです。

加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)とは、間近の価格に重きを置く移動平均線です。5日平均線の場合、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍と、間近の価格をその日数で掛けるという方法によってそれを実現しています。

次に注目すべき移動平均線は、指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)です。指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)は、更に、複雑な計算が要求されることになりますが、それだけ進化形と言っていいでしょう。

相場の動きをいち早く反映されることができ、一番感度が高い方法なのですが、ダマしが多いなどデメリットはここにもあります。

それではどの移動平均線がいいのかといえば、実際には、それぞれメリット・デメリットが存在しているので、一概にコレとは言うことができません。

まずはしっかり移動平均線の違いをしっかり理解することが大事です。

ただし、世界的に注目されているのはき、やっぱり高度な指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)ですね。

はじめてFXトレードという方々も、指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)からはじめるというのがいいのだと思います。

ただし、大事なのはやっぱりどの移動平均線が自分の相性にマッチしているかということです。取り敢えず、ここからは、指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)を使用している気分でおつきあいください。

移動平均線の期間設定について

次は、移動平均線の期間設定について考えてみましょう。移動平均線の期間について考えると、おおかた、15、21、25、50、75、100、200が利用されています。

FXはじめての方々は、期間はどこがいいのという質問を必ずと言っていいほどしていらっしゃるようですが。その答えですが、短期は15or25、中期は50or75、長期は100or200と、短期と中期と長期の中から一つずつ選択するのであれば、どれだった大丈夫で。

移動平均線の期間について言えば、それも世界じゅうの方々バラバラという感じです。だからどの期間が一番勝てるのかを言うことができないのが現実です。

どの期間を使用するかということが大事なのではなく、一度その期間を使用しようと思ったら、自分自身の中で消化して使いこなすことができるようになることだと思います。

随分移動平均線を信用している方々もいらっしゃるようですが、それも間違いです。移動平均線は、所詮私達がFXトレードという戦場で戦うための武器に過ぎないのです。しかし、武器がないと戦うことは出来ないですよね。

向き・角度・ローソク足との位置に注目する

次に、移動平均線の向き合い方は、向き・角度・ローソク足との位置に注目することです。

トレンドの方向性の認識するということですが。

相場の動きというものは、上昇か下降か、横ばいかの選択肢だけです。

上昇している時は「買い」、下落していれば「売り」、横ばいの時期は黙って様子見です。

まず、正確に為替相場のトレンドを判断しなければならないですよね。そのために、役立つのが移動平均線です。移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドであることを判断します。

また、トレンドの角度は、トレンドの強弱を表します。移動平均線の角度が急であるほどトレンドは強めです。角度がゆるい感じですとトレンドは弱めで、じきトレンドの終焉が来ます……ということです。

移動平均線で上昇はいつか弱まり、そして下向きへと変わるという動きを捉えるだけでも、FXトレードの勝率は格段にアップさせることができるでしょう。

そして、エントリーポイントの判断です。最後のポイントは、移動平均線とローソク足との位置関係です。

パターンは6。

① 上向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より上
② 上向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より下
③ 下向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より下
④ 下向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より上
⑤ 横向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より上
⑥ 横向きの移動平均線、ローソク足が移動平均線より下

①&③は、為替レートが移動平均線を先導しており、非常に強いトレンドが形成されていることを示しています。②&④の場合は、為替レートと移動平均線が逆行し、トレンドが強い場合には、レートは移動平均線に引っ張られる可能性があります。

そしてここで勝っているトレーダーの方々は、グランビルの法則を知り、上手く実践しています。

グランビルの法則とは

FXトレードでどうしても勝ちたい!という方々は、やっぱりグランビルの法則までしっかり理解して自分のものにして実践するべきでしょう。

グランビルの法則に従った売買は、買いエントリーのタイミングは、①、②、③、④に対してであり、売りエントリーのタイミングは、⑤、⑥、⑦、⑧です。

グランビルの法則は、FXトレードだけでなく、株でも有効的に使用されている方法なので、充分、今後役立たすことができる手法です。

まとめ

いかがでしょうか。今回、移動平均線についてお話ししました。移動平均線でなかなか勝つことができないという方々は、果たして移動平均線を自分自身のものに出来ているでしょうか。

もう少し、移動平均線についてじっくり勉強する必要はありそうです。