本記事では、仮想通貨の海外取引所であるFTXを
おすすめポイント、競合他社との比較の2点から紐解いていきます。
FTXの概要、開設方法についてはこちらの記事を参照ください。
FTXをおすすめするポイント
1.Binance(バイナンス) と提携している
Binanceといえば、今や世界No.1の仮想通貨取引所です。
そんなNo.1取引所と提携しているというのは、今後の期待の高さを表してくれます。
Binanceでは、FTXの取引所トークンであるFTTが取引可能で
FTXではBinanceのBNBが取引可能となっています。
2.多数の面白いオプション
FTXでは、他の取引所にはないような面白い商品が多数揃っています。
選択肢が広がることで、トレードにおけるリスクを減らすことができますね。
・先物取引
価格と購入数を約束しておき、期日が来たら決済します。
「買い」「売り」のどちらでもポジションを持つことができるため
現物を持っておきながらリスクヘッジで「売り」を持つこともできます。
・インデックストークン
様々な仮想通貨を集めて1つの商品として販売しています。
変動が大きい仮想通貨のトレードにおいて、変動の幅を減らすことができます。
・レバレッジトークン
様々な通貨にレバレッジをかけて取引を行うことができます。
少ない証拠金で大きな利益を狙うことも可能です。
・株式トークン
有名企業の株をトークンとして販売しています。
1株あたりの価格が高い企業の株も少量から買うことができます。
AppleやGoogleの株も取引することが可能です。
3.本人確認をしなくても取引が可能
FTXは、面倒な本人確認をしなくても1日2000ドルまでは取引が可能です。
厳密にいうと、本人確認にはレベルが存在しますが、レベル1の1日2000ドルでまず使ってみることをお勧めします。
本人確認書類アップロードなどは必要なく、名前と住所の登録だけでレベル1までは上げることができます。
レベル0(本人確認未)・・・生涯1000USDまで
レベル1(名前と住所確認)・・・1日2000USDまで
レベル2(名前、誕生日、顔認証など)・・・無制限
レベル2に上げるのは、レベル1で使ってみて、メインの取引所にできると判断してからでも遅くないと思います。
3.取引所トークンFTT
取引所を測る上で必ずフォーカスすべきが取引所トークンの存在。
FTXにおいては、FTTというトークンなわけですが、仕様を理解しておく必要があります。
まず直近の値動きについてです。

2021年に入ってから、大幅な上昇を見せております。
これについては、FTXの規模が大きくなったことも大きな理由ですが
仮想通貨全体の盛り上がりがあってのことだと思います。
そして、このFTTを保有することで受けられるメリットが以下の通りです。

英語表記なので分かりづらいですが、保有量に応じてレベルが設定されております。
保有量が多くなるほどメリットも大きくなるわけです。
・紹介ボーナスの報酬%(アフィリエイト)が上がっていく
・取引手数料の割引
・ERC20、ETHの手数料が無料となる
・保有量に応じて、通貨のAirdrop(無料配布)が行われる
などがメリットとして挙げられます。
ただ、保有しておかないと受けられないのであくまで長期的な目線でトレードを行う人におすすめできるものですね。
FTTの今後の値動きについては神のみぞ知る、というようになってしまいますが
仮想通貨全体の盛り上がりとFTXとしての今後の動き次第です。
どちらにせよ、取引所トークンの値動き=取引所の熱狂度といっても過言ではないので
FTXを使うなら必ず注目しておきましょう。
FTXと競合他社の比較
続いて、FTXと競合他社の取引所との比較をしていきます。
今回は、世界一のBinance、2021年飛躍しているBybit、有望通貨の初回上場が多いKucoinを相手にします。
比較ポイント | FTX | Binance | Bybit | Kucoin |
取り扱い通貨数 | 80種類以上 | 100種類以上 | 14種類 | 80種類以上 |
最大レバレッジ倍率 | 最大101倍 | 最大125倍 | 最大100倍 | 最大20倍 |
取引手数料 | maker:0.02%~0.1% taker:0.04%~0.1% |
maker:0.02%~0.1% taker:0.04%~0.1% |
maker:-0.025% taker:0.075% |
maker:0.1% taker:0.1% |
スマホアプリ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本語対応 | × | 〇 | 〇 | △ |
このような形になりました。項目を追って解説していきます。
取り扱い通貨数
Binanceが圧倒的に1位になりましたが、FTXも取り扱い通貨数をグングン伸ばしており
差はそれまでにないものと思われます。
しかしながら、多数のプロジェクトは世界一であるBinanceへの上場を目指しますので絶対王者には敵わないといったところ。
メジャーな通貨をトレードするならばFTXでも十分に使えます。
最大レバレッジ倍率
ここでもBinanceが絶対王者ぶりを発揮しています。
約25倍の差をつけられていますが、最大101倍のレバレッジも十分に魅力的。
どの取引所を利用するにしても最大レバレッジをかけることは資金リスクに直結しますので
大きくBinanceに劣っていると感じる必要はないでしょう。
取引手数料
maker(指値注文)においては、Bybitがマイナスの数値。指値注文をすれば手数料が逆に貰えるということですね。
もちろん魅力的ではありますが、取り扱い通貨が14種類という点でまだ発展途上ですね。
この項目ではFTXとBinanceは互角。優劣はつけがたいですね。他の取引所と比較しても平均的なパーセンテージです。
スマホアプリ
全取引所がiOS、Android両方のアプリをリリースしています。
日本語対応
残念ながら、FTXは日本語には対応していません。
他の取引所は対応しているという点では劣っているように見えます。
しかし、FTXも日本語で使用したい場合はGoogleサイト翻訳を利用すれば可能です。
翻訳の精度は最高とは言えないですが、取引を行うには十分です。
他の日本語対応している取引所についても、中国人が訳したような日本語が多いので
正直あまり変わらない気もします。
人の好みにもよりますが、個人的には大きな問題ではないと思います。
まとめ
・FTXは現在進行形で成長中の取引所
・Binanceとの提携によりさらに期待が高まる
・他社比較では王者Binanceには敵わない部分は多い
・Binanceを含めた他社にはない多数の取引オプションが魅力